足指の付け根がズキズキすると聞くと、年齢や肥満体型が原因と考えられていますが、実は日々トレーニングに励む筋肉質な人もなりやすいのをご存知でしょうか?
今回は「ズキズキになりやすい人の特徴」というテーマでお話してみたいと思います。
無酸素運動は数値上昇の原因に
なぜ、アスリートやハードトレーニングしている人が「ズキズキ」の症状に陥りやすいのか?
理由①:プリン体が急速に作られる
スポーツで激しく身体を動かすと、筋肉を始めとする組織の新陳代謝が促進されます。すると、プリン体が通常よりもはるかに早い速度で生産されます。
これによって筋肉の数値が一気に跳ね上がります。このように、短時間で数値が急激に上がるのがスポーツの特徴です。発作を起こすスポーツ選手がいるのはこのためです。
理由②:大量の発汗
スポーツで数値が上がるのは、プリン体の増加だけが理由ではありません。発汗もまたその理由となっています。発汗すると、体内の水分が不足していきます。すると、腎臓からの尿酸排出が滞ります。これが数値上昇につながっていくわけです。
理由③:急な激しい運動はより危険
特に日常的に運動不足の人が急に激しいスポーツをしたときには、数値の上昇が顕著になります。一般的なスポーツ選手の2倍以上の上昇率だというデータがあります。
ズキズキ発作は、慢性的な運動不足が原因だといわれることが良くあります。そこで、ズキズキを改善するために一念発起してスポーツを始める人は多いのです。しかしながら、急に激しいスポーツに取り組んでしまうと、まったくの逆効果になってしまうリスクがあります。
以前、弊社の製品を検討されていたお客様の中に、ジムでスクワットをしている最中に突然痛風になってしまったという方がいらっしゃいました。
有酸素運動を取り入れ数値の上昇を抑える
筋肉をつける運動をしているとついついおろそかになってしまう有酸素運動。しかし、ズキズキ発作を未然に防ぐ方法としてランニングやウオーキングなどの有酸素運動は最適です。
そのため体を鍛えるためにジムに通っているという方は、激しい筋力トレーニングなどの無酸素運動だけでなく、有酸素運動をメニューに取り入れることで数値をコントロールしてみてはいかがでしょうか。
「運動をしているから痛風対策は大丈夫」とお考えの方も、無酸素運動がメインのトレーニングをしている場合は要注意です。運動もバランスよく行うよう心がけましょう。